「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗闇の世界への支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです」エペソ6:11

サタンは絶えず働いて、私たちの弱い部分を突いて、攻撃して来る。

サムソンもサタンに狙われた。主から力の賜物を与えられたナジル

人であったが、サタンがデリラを使い、彼は彼女の誘惑に勝てなか

った。サタンは執ように、私たちにも肉の欲望に働きかける。少し

なら大丈夫と油断してしまう。飲酒やギャンブル、薬物依存症の人

々も、少しなら問題無いと、段々深みにはまって行く。

 

デリラはペリシテの領主たちに、サムソンの力の秘密を探る事を頼

まれた。サムソンに近づき、直接それを尋ねる。しかし3回もだま

されたデリラは、執ようにサムソンにせがむ。毎日「しきりにせ

がみ、責め立てた」ので、サムソンは死ぬほどつらかった。絶対にデ

リラを失いたく無い。せがみ倒されて、ついに髪の毛の秘密を明か

してしまった。

 

するとその通りに髪をそり落とされ、力が去り、ペリシテに捕まっ

てしまった。「毎日しきりにせがみ」。私たちもどうだろう。サタン

から、しきりに攻撃が来ている部分があるだろうか。誰かへの恨み、

憎しみ、赦せない思い、妬みはどうだろう。又、思い煩いや不安や

恐れだろうか。楽しく過ごしている時に、サタンは、その根にある

ものを吹き入れる。

 

心は暗くなり、同意して行くと平安は失せ、落ち込んで行く。楽し

い時が楽しくなくなり、心重く、喜びの時を奪われてしまう。サタ

ンは弱い箇所を知っていて、的確に突いて来る。日常生活で、サタ

ンが「しきりにせがみ」、しきりに来る部分があるなら、それを主

のもとに持って行こう。主はその所を取り扱い、助けて、平安へと

導いて下さる。

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サタンがしきりに持ってくる憎む思い、思い煩う心配事を主の前に

認めていきたい。問題のないふりをしていると、サタンに警戒も出

来ない。この思いはサタンからかも知れないと吟味し主に祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係