私たちは、様々な計画を立てる。明日の計画から、生涯の人生プラ
ンまで色々だ。財を築くこと、出世すること、幸せな家庭を築くこ
と、趣味を充実させる事・・財を築く事も、仕事で精一杯努力する事
も、名を上げる事も、全く悪い事ではない。一生懸命、労する事は
良いことだ。大切な事は、それらに突き進ませている、心の内側の
「動機」だ。
なぜ財を蓄えるのか? 何のために仕事に邁進するのか? 私たちの動
機はとても大切だ。今、立てようとしている計画の動機を、よく探
って頂こう。「人は自分の行いがことごとく純粋だと思う」が、
「主は人のたましいの値うちをはかられる」。主は動機を見ておら
れる。慈善や、奉仕の計画の動機はどうだろう。自分を喜ばせるた
めだろうか。
自己満足、自己実現、虚栄心、プライド、人からの評価、賞賛のた
めだろうか、それとも主をお喜ばせするためだろうか。御霊に心を
探って頂こう。そして「あなたのしようとすることを主にゆだねよ」
と。一旦握りしめたプランは、固執してしまうだろうか。どうして
も押し通そうとするだろうか。そこに自我はないか。プランと自我
が一つになってしまっている。
又、自分でしようとすると、思い通りにならない時、思い煩い、イ
ラ立ちで平安が失せる。そのプランを「主にゆだねよ」と言われて
いる。まず主に渡すなら、「あなたの計画はゆるがない」。その計
画を主に委ねる時、主が成し遂げて下さる事を見て行く。
------------
自分のプランが絶対だと譲れない時、動機もはっきり見えてくるの
ではないか。間違っているかもしれないと主に明け渡していこう。
柔軟な心で主に委ね、後は平安の中で待ち望みたい。