「サムエルがサウルを見たとき、主は彼に告げられた。『ここに、わたしがあなたに話した者がいる。この者がわたしの民を支配するのだ。』」Ⅰサムエル9:17

サウルがイスラエルの王とされる時、まるでパズルが埋まるように、

一つ一つの事柄が、的確なタイミングである事に驚く。まずサウルの

父親のロバがいなくなった。そのため父親がサウルに言い渡し、若

い者と共にロバを捜しに行かせる。サウルは若者を連れ、山地を巡

り捜すのだが、どうしても見つからない。

 

それでツフまで来た時に、サウルは父親が心配するからもう帰ろう

と言った。しかし若者が、この町に神の人がいて、彼の言う事は必

ず実現するから、尋ねに行こうと進言する。それでサウルもそれは

いいと、町へ行くと丁度その日、そこに神の人サムエルがいた。彼

は前日に、主から「明日一人の人を遣わすから、油を注いでイスラ

エルの君主とせよ」と告げられていた。

 

父親のロバがいなくなり、捜し、ツフの地に来た事、若者が神の人

がいる事に気づいた事、丁度サムエルが来ていた事。どれ一つ欠け

ても成就しなかった。「丁度」と、時ピッタリに、一つ一つが不思議

な導きだ。私たちも同様だ。偶然は一つも無い。主の主権と支配の

もと、愛の御手で導かれている。

 

振り返ると、あの時、この時、あれこれが丁度時ピッタリに繋がっ

て・・と必ず経験している。今、あなたが、今の場所にいること、目

の前の人々、出来事・・すべて主のご計画と配剤だ。主の最善がなさ

れている。今、わからなくても、後にパズルが埋まるように、「ご

計画があり、災いはなく、平安と将来と希望のためのもの」と、わ

かるようにされる。

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振り返るとそうだったように、今も主の御手の中だと思うと、まだ

理解できない事にも平安がくる。今どこを生かされているのだろう。

すべてを主に感謝し今日を喜びたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係