「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。」箴言16:9

人は自分の道を思い巡らす。将来の事を考え、計画を立て、雨の日

のために備えをするのは良い事だ。家長が家族のために、先の備え

をするのは責任であり、大切なことだ。計画は大切で、行き当たり

ばったり、無計画が良いのではない。しかし一応の計画は立てるが、

その通りにならないのが人生だ。

 

突然、病気になるし、けがもする、リストラになり、災害に会う、

それらは計画の内に無い。計画を立てる時に、病気や倒産の予定は

無い。何が起こるかわからず、思い通りには決してならない。ある

人の家族が人生途上で事故に会い、障がいを負ってしまった。突然

の事でパニックだった。全く予想もしていない、思いを越えた事で

あった。

 

しかし、涙、涙の中、祈りに祈り、主に今の事態を明け渡す事がで

きた。すると心が導かれ整えられて行った。祈りに答えられ、現実

を受け入れる事ができるようにされた。平安にされ、そして主を仰

ぎ、主を信じて歩み出した時に、素晴らしく益とされて行った。そ

の困難により、家族の絆が強められた。

 

信頼し合え、その信頼は深められた。愛し合う事を学ばせられた。

腹を決め、くびきをしっかりと負ったので、沢山の事を学べて、主

の愛と真実を日毎に体験した。心が平安なのでで、「幸せです」と

言えた。何が起きようと、主は、ご自分では、しようとしている事

をご存じだ。

 

主に行き当たりばったりは無い。ご計画、意図、目的がある。突然

の試練に会う時、「その人の歩みを確かなものにするのは主」。

様々な苦しみに会うが、主が、地に足をつけた確かな歩みへと導い

て下さる。

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先の事はわからなくても全てが主の御手の中にあると知って歩む道

は何と幸いだろう。自分で歩んでいると思うと試練としか思えなく

ても主と共にいれば、そこに必ず主の最善を見つける事ができる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係