「ヤコブが煮物を煮ているとき、エサウが飢え疲れて野から帰って来た。エサウはヤコブに言った。『どうか、その赤いのを、そこの赤い物を私に食べさせてくれ。私は飢え疲れているのだから。』」 創世記 25:29

悪魔は飢えた吠えるライオンのように、襲いかかるものを探しなが

ら歩き回っている。獲物を見つけるや、飛びかかろうとしている。

悪魔は非常に狡猾で必ず策略を用いる。特に身体的、精神的疲労状

態にある時に、要注意だ。あなたが疲れている時を、悪魔は狙って

いる。危険にさらされている事を覚えよう。

 

まず疲れている時は、霊の敵に対しても無防備状態になってしまう

からだ。エサウは野での猟から戻り、ヘトヘトに「飢え疲れている」

時に、長子の権と豆を交換した。普段から霊的なものへの関心がう

といところに、飢えと疲れで、長子の権などどうでもよい状態にな

った。私たちは余りに疲へいすると、判断力を失い、重大な事がどう

でもよくなってしまう。主の言葉や約束など吹き飛んでしまう。

 

疲れた時に経験しないだろうか。思考が働かなくなってしまう。エ

リヤはバアルとの戦いで、心身消耗し果て、多大のストレスに疲へ

い状態だった。その上に、イゼベルの預言者殺害命令を聞いた時に、

もう許容量オーバーで限界を越え、主に死を願った。疲れて、弱る

時、気力がなえて失せてしまう。バアルと、し烈な闘いをし、大勝

利を遂げたあのエリヤでさえそうなった。

 

人は皆、弱い。疲れて弱る時が、悪魔に狙いを定められている事を

まずよく覚えよう。振り返る時、思い当たるだろうか。武具を帯び、

主に拠り頼んでいよう。疲れている時は、要注意、要警戒なので、

わきまえて主にすがっていよう。

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疲れたときは、簡単に思いに来るものに引っ張られてしまう。狭量

になりイライラし反応する。疲れていないだろうか。平安を失った

時は祈り、主と共にいよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係