「あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるように・・」ピリピ1:10

ニーバーの有名な祈りがある。「主よ、変えることのできるものに

ついて、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。変えることのでき

ないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものと

を、識別する知恵を与えたまえ」と。

 

信仰人生でしばしば、変えられないものを、変えようとし、変える

べきものを、変えない。逆をしてしまうのだが、悲惨な事になる。

変えられないものを変える戦いは、大変な悪戦苦闘となり、消耗

戦となる。時に、これをしてしまう。しかし不毛の戦いとなる。

疲れ果て、力尽きてしまった時に気づくだろうか。

 

「神のみわざに目を留めよ。神が曲げたものをだれがまっすぐにで

きようか」と、主が曲げておられるのだと。変えられないものは、

受け入れられるように祈ろう。受け入れる事は至難のわざで、これ

は自分には出来ない。しかし御霊によって可能だ。御霊によって、

受け入れる事ができる。祈ろう。御霊が助けて下さる。

 

受け入れるのは、目の前の状況だろうか、境遇だろうか、難しい相

手だろうか。受け入れた時に、苦しく、悶々であった心が、自由に

され、解放される。平安にされ、解決へと導かれる。主が変えるよ

うに導かれている事は、必ず、変える事が出来る。目の前の事態に

ついて、識別する知恵が与えられるよう、祈ろう。

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疲れ、不平不満がいっぱいになる時、同じ過ちをしている事に気づく。

自分自身が豊かに変えられたい。受け入れる事と変えていく事、

御心にかなった正しい判断を主に祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係