「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます」Ⅰヨハネ1:9

イスカリオテのユダが主を裏切った。ユダが主を裏切ったのだが、

「ユダにサタンがはいった」とあり、サタンの関与だった。その結

果、ユダは主イエスを裏切ってしまった。しかしサタンは、ユダの

意志を無視して勝手に入る事はできない。自動的に入れるわけでは

ない。ユダがサタンに心を開き、サタンの方を選択し、受け入れた

結果だ。

 

ユダのメシヤ観や価値観が、主と相容れない事が、明白になって行

ったのだろうか。又、「彼は盗人であって、金入れを預かっていた

が、盗んでいた」とあり、ユダは罪を犯し、ずっとサタンに足場を

与えていた。すべてをご存じの主は、ユダに何度も悔い改めの機会

を与えられた。

 

主は、「あなた方の内の一人が、わたしを裏切る」と言われ、「まさか

私では」と言ったユダに、はっきりと「そうだ」と言われた。「あな

た方は全身きよいが、皆がそうではない」と言われた。主の愛による

悔い改めの促しにも、ユダには届かなかった。主を裏切った後も悔

い改めはなかった。

 

どんな罪も悔い改めるなら、完全な赦しが与えられる。何という恵

みだろう。罪を軽く見てはならない。これ位とおろそかにしている

罪はないだろうか。聖霊が悔い改めを促しておられるだろうか。罪

を重ねるなら、やがて取り返しのつかない事態となる。日毎に悔い

改めよう。サタンに足場を与えないためにも。

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誰しも罪は認めたくないが、自分には問題はないとして歩んでしま

うなら、いつかサタンに心を開いていく。恐ろしい事だ。聖霊が折

々に示してくださる。立ち止まってよく祈り、悔い改めていこう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係