「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」ローマ8:28

ある人の子どもが、様々問題があった中、進路での挫折から、うっ

屈を爆発させるかのように道をはずして行った。非行に走り、警察

沙汰を起こした。親は悩み、苦しみ、どうしてこんな事にと心裂か

れる思いと、同時に怒りもわき、心の内で子どもを責めてしまう。

又、自分を責め、自己嫌悪にも陥って行く。

 

苦しみと嘆きの中で、とにかく主のもとへ行き、ことごとくを御

前に打ち明け、悲痛な思いで祈りに祈った。絶望、怒り、悲しみ、

落胆・・、心はぐじゃぐじゃだった。涙も出る中、ありのままを主に

告げて行った。気持ちも吐き出し、そのままじっと御前にいた。

その時に、不思議だったが混乱した心が、少しずつ収まって行っ

た。

 

そんな時、いつも聞いている御言葉が、心に浮かんで来た。「神を

信じ、またわたしを信じなさい」「見よ。わたしは、世の終わりま

で、いつも、あなたがたとともにいます」「恐れるな。わたしはあ

なたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから」普段、

聞く御言葉が心に響いて来て、特別に励まされた。そして「神がす

べてのことを働かせて益としてくださる・・」を信じようと思えた。

 

これをどのように益にして下さるのか、期待したいと思った。あれ

ほど波風逆巻いた心が、すうーと落ち着いた。色々考える中で、自

分の思いが強く、子どもを変えよう変えようとしていた自分に気づかさ

れた。心砕かれて、あるがままを受け入れることができた。自分を

変えて下さった。

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解決が与えられていなくても、神がすべてのことを働かせて益とし

てくださる、それを知っていると言える幸いを感謝したい。この

試練を通し、必ず主の最善のへと変えられる。希望がある。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係