信仰生活で、成功し、大きな祝福があった後に、よく失敗する
と耳にする。大きなイベントを無事成功裡に終えたり、困難な問題
を解決した時に、ほうっとして、油断してしまうからだ。その時に
サタンの誘惑に陥ってしまう。成功や勝利の後には、意識して
心を引き締め、更に主に拠り頼む必要がある。イスラエルは、
エリコ陥落に大成功した。
勝利の進軍だった。それが何と小さな町アイに敗北した。人口も
少なく、堅固な町でもなく、即、勝てる余裕の戦いのはずであった。
しかし、事実、破れて逃げ帰った。この動揺は大きかった。ヨルダ
ン川を奇跡で渡り、エリコの城壁が、目の前で崩れるという大きな
奇跡を見て、当然このまま大勝利だと思っていた。それが突然の
敗北で、「民の心はしなえ、水のようになった」。
勝利に神の力が現れていたから、敵は自分たちを恐れた。しか
し一度の負けはそれをなし崩しにしてしまう。「なぜ?」今まで勝利
が当たり前、恵みを恵みとせず、肉の判断と力に頼ってしまった。
それは高慢であり、その結果だった。私たちも順調に行く時こそ、
気を引き締める必要がある。主に頼らず、自分でやって行く。これ
が高慢だ。
主はヨシュアに原因を明らかにされた。彼らの中に罪があった。私
達も失敗する時、相手が、状況が悪いと、自分は棚上げだろうか。
自分に思いが至るなら、必要なら悔い改めに導かれ、その失敗が
祝福へと変えられる。
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主は、罪がある時に、そのまま行かせられず、敗北させられる。
失敗した時は、心を御霊に探って頂き、罪があれば悔い改めよう。
失敗により、主は沢山の事を学ばせ、成長させて下さる。尚も益
とし、祝福へと導かれる。
発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係