「ああ、主よ。イスラエルが敵の前に背を見せた今となっては、何を申し上げることができましょう」ヨシュア7:8

信仰生活で、成功し、大きな祝福があった後に、よく失敗する

と耳にする。大きなイベントを無事成功裡に終えたり、困難な問題

を解決した時に、ほうっとして、油断してしまうからだ。その時に

サタンの誘惑に陥ってしまう。成功や勝利の後には、意識して

心を引き締め、更に主に拠り頼む必要がある。イスラエルは、

エリコ陥落に大成功した。

 

勝利の進軍だった。それが何と小さな町アイに敗北した。人口も

少なく、堅固な町でもなく、即、勝てる余裕の戦いのはずであった。

しかし、事実、破れて逃げ帰った。この動揺は大きかった。ヨルダ

ン川を奇跡で渡り、エリコの城壁が、目の前で崩れるという大きな

奇跡を見て、当然このまま大勝利だと思っていた。それが突然の

敗北で、「民の心はしなえ、水のようになった」。

 

勝利に神の力が現れていたから、敵は自分たちを恐れた。しか

し一度の負けはそれをなし崩しにしてしまう。「なぜ?」今まで勝利

が当たり前、恵みを恵みとせず、肉の判断と力に頼ってしまった。

それは高慢であり、その結果だった。私たちも順調に行く時こそ、

気を引き締める必要がある。主に頼らず、自分でやって行く。これ

が高慢だ。

 

主はヨシュアに原因を明らかにされた。彼らの中に罪があった。私

達も失敗する時、相手が、状況が悪いと、自分は棚上げだろうか。

自分に思いが至るなら、必要なら悔い改めに導かれ、その失敗が

祝福へと変えられる。

 

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主は、罪がある時に、そのまま行かせられず、敗北させられる。

失敗した時は、心を御霊に探って頂き、罪があれば悔い改めよう。

失敗により、主は沢山の事を学ばせ、成長させて下さる。尚も益

とし、祝福へと導かれる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係